11月17日(火曜)、第2回 ふくしま産婦人科未来塾が開催されました。
この会のコンセプトは、学生や初期研修医の先生方を対象に前回同様、実習では体験できない手技や伝えきれない産婦人科の魅力を伝えることで、将来、福島県の産婦人科を担ってくれる人材を確保することです。
第2回となる今回は福島県産婦人科医会会長 本田任先生より開会のご挨拶で始まりました。続いて、藤森教授より当科での専門医、認定医取得に関してや海外留学の話もありキャリア形成の実際や、現在建設中のふくしまいのちと未来のメディカルセンターについてもお話しがありました。
レクチャーは2つで、まずは当講座の渡辺尚文先生より「産婦人科と臨床遺伝」の題で臨床上遭遇する産科、婦人科疾患、不妊分野と遺伝子診断がどのようにかかわっているかや、今後当科でも始まる予定のNIPT(非侵襲的出生前遺伝学的検査)の仕組みについて講義がありました。2つ目は西口クリニック院長 野口まゆみ先生をお迎えし、「経口避妊薬は女性の健康をまもれるか!」と題して、欧米と比較した日本での歴史、経口避妊薬の作用、副作用について講義があり、有効に使用するといかに福音が多いかわかりやすく教えてくださいました。
ハンズオンは、当講座の安田俊先生による新生児蘇生法で、日頃立ち会う出産の約10%が初期蘇生が必要で、新生児科医のみならず、出産に立ち会うスタッフ全員が心得ておくべき手技、知識に関してレクチャーがありました。新生児の模型を使用し、実際にマスク&バック、挿管手技をおこない、道具の小ささ、成人との蘇生法の違いを体感していただきました。
会の最後に、藤森教授より参加してくれた初期研修医の先生、6年生全員にご自身著書の胎児心拍数モニタリング講座第2版をプレゼントされました。
その後、懇親会が開催され、学生15名、初期研修医3名(竹田総合病院、磐城共立病院、大原総合病院)、福島県産婦人科医会の先生方(本田任先生、野口まゆみ先生、大川敏昭先生、鈴木りか先生)にご参加いただきまして、総勢26名の懇親会となりました。
【参加者】
6年生
・池田有里さん、・園部樹君、・堀 文乃さん、・國島麻実子さん、・佐久間 裕也くん、
・竹原由佳さん、・瀬田川裕紀子さん、・櫛田千晴さん
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5年生(BSL D班)
・鈴木 二妙香さん、・小島 裕花さん、・坂本 和哉君、・柳沼 奈々絵さん、・鈴木 駿介君、
・首藤 千博君、・上野 航君
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初期研修医
・下重結香先生(竹田総合病院)、・磯上弘貴先生(磐城共立病院)、
・今泉花梨先生(大原総合病院)
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